森林景観の中に天守閣の計画 (2)

隣接住民の同意が必要ということがわかり、一抹の光が差して来たのですが、
この周辺に住むのは、新しく移住してきた新住民と別荘所有者ばかり。
だから、周辺住民は、お互い知ってるようで知らない状況でした。 
2ヶ月くらいすると、次第に、お互いの思いが確認できはじめ連帯感が生まれてきました。 
みんなが心配していたのは景観破壊と、生活環境の破壊です。
北杜市にも指導をお願いしたり、建設会社のM社に説明を求めたりしましたが、進展は見られません。
そこで、以前から相談もあったので、NPO法人八ヶ岳南麓景観を考える会では、
景観について価値を訴える手紙(下記)をM社に出すことにしました。

(前略)
景観は、地域全体で、及び個人個人の意識と努力の積み重ねで形作られていくもので、
地域みんなの財産です。あの地域は、森林を愛し、森林と共生する景観を大事にしている地域です。
 
そのような所に、xx社長のご趣味の天守閣のある社用保養施設は、あの地域の景観に合うとは到底思えません。
天守閣を誇示するには、樹木を伐採する必要があり、周辺住民の目に否応なく入ることになります。 
貴社の保養施設は、森林景観を破壊し、地域の落ち着いた樹木のある景観や生活環境に
多大な影響を及ぼすことが容易に想像でき、 ここに、天守閣のある施設の計画を撤回されるよう要望致します。
株式会社M様といえども、あの地域の景観を破壊する事は、今の時代許されることではなく、
また企業として、社会的責任(CSR)に反するものではないでしょうか。
八ヶ岳を訪れる貴社のみなさまが、地域の人達と心地良く挨拶できるような関係が望まれていると思います。
景観はみんなのものであり、地域の価値を決め、人々の心の拠り所であるということを、
真摯にご検討いただき、企業として相応しい決断をしていただけるよう切に願っております。
           NPO法人 八ヶ岳南麓景観を考える会

          
さて、どのような結果になるでしょうか。