提案・調査活動
南麓の眺望景観は、本当に美しい。 欧州やカナダ有名どころと比べても、遜色ないどころか、
世界屈指の景観だと思います。
誰もが、美しいと思う南麓の風景。 それはなぜだろうか? 良好な景観になる条件は?
●見たいものがちょうどいい大きさにある。
富士山、八ヶ岳がちょうどいい大きさに見える。
そして、南アルプスの稜線がちょうど良い距離にある。
ちょうどいい大きさとは、握り拳から手を広げた大きさなだそうです。
●連続性がある。
山から森へ、そして田園風景へと広がる風景があります。
●統一感があること。
森や田園の自然の営みが作る色や質感という統一感があります。
そして、家などの人工物が、風景の中に溶け込むような色や形をしている
これらの環境が整っている八ヶ岳。 だから、すばらしい景観と言われるのだろう。
八ヶ岳南麓の景観について、中部横断自動車道に反対する団体で、話す機会がありました。

美しい八ヶ岳の景観・自然が求められている時代にもかかわらず、
国は今なお、八ヶ岳南麓に高速道路を推し進めようとしています。
誰に聞いても、ここには高速は必要ないという住民の本音は届きません。
自然とはかけ離れた直線で無機質で、巨大なコンクリートの塊の高速道路は、
山並の眺望を邪魔し、やわらかな田園風景を分断し、騒音をもたらし、ここの自然と景観を壊します。
2015年12月17日| カテゴリー:提案・調査活動
9月1日に太陽光発電に関して指導要綱が施行され、
要綱の目的が、今までの「円滑な発電設備の導入」から、
「景観・自然環境の保全及び地域環境との調和を図ることを目的」に変更されました。
今八ヶ岳南麓でも最も重要な観光道路に面した所(県道28号とレインボーラインの交差点)に
太陽光発電が設置され始めています。悪い景観が目に飛び込んでくる状態です。

指導要綱では、後退と、植樹による遮蔽がいわれています。
そこで、9月14日に下記の景観改善の指導のお願いを市長宛に提出しました。
・事業者および土地所有者に、周辺住民に対して説明をするよう指導する。
・県道側のセットバックは10m、 その他隣地、道路からのセットバックは5mとする
・フェンスの色は濃茶色にする。
・発電施設全体の周囲に植樹を行い、セットバック帯のすべてを樹木による緑地化する。
・特に県道から見えないように、県道側の植樹については、
3.5m以上になる広葉樹、針葉樹の混植密植とする。
・歩行者の景観を確保するため、樹木が成長するまでは、板塀を施す。
設備に関する届け出の内容は、気持ちよく見せて貰えました。
ただ、疑問を持つような内容での受付でも、何ら指導はされていないようでした。
数日前に発売されたFRIDAYのなかで、北杜市長は、
「(地権者が)私有財産をどう使うのかは自由だから・・・」と言っている。
景観は、地域全体で取り組まなければならないものだと思うのですが・・・。
指導要綱と名前を変えてみても、強制力がない要綱に変わりありません。
これが効果を持つかどうかは、真剣な指導がされるかどうかです。
景観破壊の太陽光発電を規制するには、条例化が不可欠。
北杜市には、これからも、工作物と認め規制が可能な条例化を、求めていきます。
2015年9月15日| カテゴリー:提案・調査活動
ソーラーパネルができそうな時、 なにができるかを
まとめたチラシをつくりました。
参考になれば、嬉しいです。
声を挙げて、北杜市に連絡したり、業者と話し合って、
環境に配慮、歩行者に配慮したものになるように、していきましょう。
再生可能エネルギーに反対しているのではなく、景観を破壊することなく、
誰もが心地よく暮らせる地域になることを願っています。
ソーラーパネル、目に余る勢いで増えています。
誰の口からも景観破壊だという声が発せられます。
増えすぎた太陽光パネルに、
北杜市もついに要綱を厳しくすることにしました(2015年6月議会で)。
しかし、北杜市の推進姿勢は、変わりありません。
要綱では限界があるでしょう。
自然景観は北杜市の財産です。
世界に誇れる自然景観が、施策の遅れで失われていくことは、非常に残念です。
一刻も早く、景観を壊すパネルの設置を規制できる条例化が必要です。
なお山梨県では、条例化を推進しています。


2015年6月28日| カテゴリー:提案・調査活動
2015年以前の活動は、こちらをご覧下さい。
2015年1月1日| カテゴリー:提案・調査活動